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BOOK

縄 文 海 洋 民 族 幻 想 (天之巻)

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 ここ「海の元」「地の基」を二つの「あ」とし、その後に「天の元」を各親許とすべく新規に「あ」を想定しました。これら代表血筋の所帯を同一の「元」とさせ、三重の概念を持つ「から空」へ構成した内容が 母方「いろは」の集合的見解です。

 では「そら空」へ定着すべき訓読みを「かぞ父」或いは「それぞれ夫々」の清音でも示す父方「かそ」の観点から同様の見解で「あ」を想定します。

リンク(参照)
≫ 「か彼」 - 学研全訳古語辞典
≫ 「かそ」 - 学研全訳古語辞典

~ 「かぞ父」える古代・序章~

縄文時代の終焉、その末期
 人口が最盛期の3分の1以下にも激減する縄文の晩期、彼らは異民族との融合を苦汁の選択肢「縄文の同族婚を禁ずる」ことにしました。つまり大陸からの受動的流れの融合ではなく「海洋民族」自らが能動的に制度として施行したとします。

 これによる純粋な縄文血筋は途絶え、時代は遺伝子的終焉となりますが、中間的資質の特異性をもつ「次男所帯」を疑似的に異民族と捉え、融合制度を残します。

「長男所帯」の縄文系男性が「次男所帯」で融合すれば
「末弟所帯」の縄文系男性も「次男所帯」とで融合する 複合の制度 とし、
これまでの「か」自体を特殊な「」と認識することにします。

以前の想定「か」が純粋な縄文「あ」と結ぶ「かあ」を濁音「が」で区別した
中間所帯の「がり許」への経緯は、 中編「かあり」を参照

中間所帯の「がり許」を分解する
 前編で想定した縄文の血筋は隔世代で継承するに「したが従」い
女性から誕生するのが代表世代にあたる男性陣でしたので、まずは
男性から誕生させる代表男性を生み出すべき間の女性を示します。
 
融合血筋 長女 次女 末娘   「がり許」におき
男性から誕生する
左記融合の女性三血筋を
ガリガリと各「かみ」砕き
中間所帯の中間「な」を中心に
各三系列を三つ折りに認識します。
地・単一融合
地・複合融合
地・重複融合

 これらの音は同世代で横一列に並ぶ九音とは異なりますが
三段階に発展した融合血筋を地に根が這うように横へ並べます。
 同じく
「がり許」において、女性「ひ」から誕生する男性陣を
ガリガリと噛みに噛み砕き「ひ」を受け渡す役目の各血筋を選出します。

 ・長兄筋の、左端の長男は「天変」の元である「あ」とします。
 ・中間筋の、左縁の長男は「天変」に起因する「い」とします。
 ・中間筋の、中間の次男は「天変」の初動する「う」とします。
 ・中間筋の、右縁の末弟は「天変」が波及する「え」とします。
 ・末弟筋の、右端の末弟は「天変」が充満した「お」とします。

 母体からの五音は
各血筋を上から下に、地へ「はし」渡しするように縦に展開させます。
上記横九音とで組み合う融合所帯を、この時点で「四十五音」の一例とします。

 各融合所帯を 地へ「ね根」が這う様に「ね音」の発音で認識するならば
「海之巻」の想定 を「ね値」とさせ「つ積、詰」めて「つど集」うや
「つの募」るように、山間では「つ津、釣」が海洋の意味合いを持ちます。

≫ リンク/ 参照
【あたひ値】/ 学研全訳古語辞典

 初期段階、単一融合から単純に区別する音は
海洋系列の三所帯から誕生する横並びの9音と、同世代で反転している
山間系の三所帯から誕生する横並びの9音とでかけ合わせた 81所帯
※これを山間「か」では、かけ算とします。

 個別に複合されて生ずる二兄弟「た」からは9音+9音で 18所帯
「かが」の中間では複合から生ずる直接の重複所帯から9音で 9所帯
※これを複合「た」での、たし算とします。

「た」した時点の世代で、108所帯の代表を取り決める段の揉め事は
後の三世代一環で治まり、既に列島全血筋は「か」による統一血族だと
掌握されて算出した数は、対外的にも知られる事になります。

 三世代の時を経ては、108の悩みの「たね種」は逆輸入の対象となり
大元である山間「か」からの各血筋全て「かね鐘」の「ね音」として
「ひび日々」各地域で血筋「ひ」を引き受けながら「ひび響」き渡ります。

 これは 一つである日の認識で「ひ引」き算 として作用します。※

 列島内を探しださずとも、融合の全所帯数を理論的に把握する出雲では
前項で説明した中間所帯「がり許」の中から共鳴する鐘の「ね音」を
「ひ」を主流に 新言語体系の「四十五音」として編成します。

中間所帯で使用する言語とは
 縄文系所帯では縄文の言語を使用し、異人種との融合である
彼女の大陸系所帯では大陸の言語を使用しますので、当然ながら
中間所帯では、当初から大陸言語も同時に使用しているはずです。
中心の次男は、大陸と縄文言語とを併用しながらの対話であろうとします。

「海洋と山間」の各代表は夫々二世代目で縄文系血筋を継承しますので
一世代ずれた両組織で、これらを完了するには実質上の三世代を要します。

 しかも、複合融合による二世代目では各テリトリーが入れ替わるのですが
実質上の三世代目では中間で両テリトリーが再度反転して元に戻ります。

 しかし、テリトリーは元に戻せても、既に純粋な縄文血筋は途絶えており
遂には縄文言語をも捨て去ります。この時に前項で説明した言語体系をもって
世界で類を見ない特異な言語を発明 したのであろう、という独自案とします。

縄文系所帯「みな」が一時期失語症に陥り、中間所帯「か」から同「な」の
新言語体系「かな」を知らしめていくことになります。

重複融合では中間所帯が入れ替わる縦五音
 重複融合の最初「ま/みむめ/も」の五音では
 長兄所帯の長男「ま」から縄文血筋の継承にあたる
 末弟所帯の末弟「も」で「まとも真面」な流れを守ります。

 ここへ中間所帯「から」を絡めて、間の女性「み」と「め」を認めておき
 第一世代「ま」と「め」を結ぶ 「兄と妹」で纏めた「いもせ妹兄」での
 第二世代の「み」と「も」で組む「姉と弟」の二世代で縄文を継承します。

※ 母体からの縦五音には
「同一母体による二世代」が一世代に縮む「から」くりがあり
「み」と「め」の中間には血筋を反転させる「む」があります。
 あるいは言う、重複融合での中間所帯の「ゆ結」ひ目とも申します。

≫ リンク/ 参照
【まとも正面】/ 小学館 デジタル大辞泉


世代のズレが統一された重複融合
 純粋な縄文血筋「あ」を直接引き継ぐ次男所帯との複合融合を、代表世代がずれた二兄弟が立て続けに試み、同時期の一夫多妻としたなかで「海洋と山間」の異なる代表血筋が同世代となる重複融合の所帯も誕生します。

 海洋系からの次男「か」と山間「が」とが結ぶ「かが」。
この「かが」は単に世代のズレで反転した相手の血筋で結ばれ
上下の組織と左右の所帯が入替わるだけで、各同世代で認識します。

 しかし、この同世代において、右にある代表末弟「た」も
世代のずれた山間代表系列の「が」と結ぶことで「たが」。つまり、兄より
先に末弟所帯が山間との代表世代を統一する重複融合が成立していたのです。

 兄からの「ひだり」三音は正規のままで三世代ですが
末弟からの「みぎ」二音は同母体による一世代が重複して
結果的に、二世代一組の制度を維持する「かたち」で重複融合とします。

「地之基」の説明 により「かが」では「海洋と山間」組織の各中間所帯が
「たが互」いに入替わり、列島中央には海洋系が編入されます。
 
西方 最初の中間血筋 列島中央北方に「かが」 東方
北九州「ひた」 出雲「か」 中央「み海」に「たが 複合の「ひだ」

 海洋である「み海」を列島中央に想定して「たが」を「うつ遷、移」します。
一夫多妻としたなかで末弟(山間代表)との複合融合「ひだ」も右にズレて
この末弟所帯を下記の要領で「さか逆」さまにします。

 末弟所帯では兄から誕生する各血筋が逆なので、右側の「ひだ」が左になるよう
「ひだり」への三音目で、中央「み海」にある「たが」重複母体を下からみます。
立ち姿は頭が下、足を上の状態で水面に「うつ映、写」し「さかさ」とします。

「かがみ」の「み海」であり、中間「な」を中心に両組織「さかさ」に対比すべく
「みなみ」に「み三」つの重なりを「み」つけていただき、どちらから読んでも
同じ音である「み身」の人の体が「ひとひ」に成るように、 昼と夜へどうぞ

「か」と結ぶ「が」の「かが」やく「ひかり」の作用では、右二音に対する
「かが」に降り立ち北方に背を向け「」の出の東方に、「さか坂」となる
一音だけ左に傾く「かた片」方の肩「ひだり」は動かないという約束事です。

リンク/ 参照
≫ 「み海」/ 学研全訳古語辞典
≫ 「たが」/ 「たが」とは

次男所帯「から」の二面性
「海洋と山間」の各代表は夫々の二世代目で縄文系血筋を継承しますので
一世代ずれた両組織で、これを完了するには実質上の三世代を要します。
「たが」とは何か を理解しておくことは、ここからの要点になります。

 ここで少し時を戻します。
海洋系から抜け出す次男「か」の元の場所を中間には何も無い意味で「から」と表現していますが、本来は下記「かが」の重複後に成立し「から」とします。

 山間「が」が上がるのと入替えに上の中間所帯「か」が下がりますが、同時に右斜めからも重複所帯「たが」が誕生し、ここを最初の「から」とします。「地の基」の中間では何も無い成り足らぬ状態になり、これにより「たが」即ち

 重複融合の「から」は一世代下の山間代表「だ」系列と横並びとなり
次世代の子等は「から」と「だ」が結ぶ「からだ」として誕生します。
海洋代表血筋の「た」から逆に言うと「たから」とも申します。

「ひだ」複合の次世代では 海洋系を上段として、地之巻で説明した
「たび旅、度」の越し方 を展開しておきました。この想定により
上がっている「が」が
次世代では「がり基、許」として下がり、新規に「から」が上となる状態で
斜め下の山間「だ」と一世代遅れで重複する同「からだ」を認識します。

 これで「海の元」から上下に「天と海」の二対の体を構成できましたので
山間では「さら更」に鏡の「うら裏、浦」として、同事象を展開します。

 ついでながら、山間に海「うつ」る「つ」より清音「ひ」が誕生した事で
「つひ」となり、山間では海洋「つ津、釣」の意味合いを持ちます。
 

 いまは さて、さては これ、これこれ、そこへ 行く人よ
難解な時間軸「縄文のひかり」の 海の底 いまだ見ずか
「い」にしへにわれし往く人も「みづ」に流れては
「あ」へてよろず縄文の「ひ」と「か」とたずねし、日々よ

ここまでを観賞、読解できましたら「さら」に時をお戻し下さい。
そうでなければ、「海之巻」から の「よみ」がえる「かな」を操る
縄文「みぎ右」脳に挑戦して下さい。

# リンク(参照)
【 あ和へて 】/ 小学館 デジタル大辞泉


~ 「から空」と「そら空」 ~

父方「かそ」および「かぞ父」とは
 海洋から山間へ抜け出すのは次男だけではありません。

 中間血筋の女性も移動し本土の純粋な「縄文男性」と結びますが
本土を「母国」とするゆえ「おもて面、表」に代表男性とはせず
海洋組織とは一世代ずれた「うら浦、裏」の代表とさせました。

 この章では、この「うら浦」の 男性を展開させるため
母国で代表とした「おもて面」の 女性を男装 させます。
これで山間の「浦の代表男性」へは「ほぼ」終りです。

 海洋系内では縦五音の「う」も中間所帯で認識するので、この「うら浦」で
一世代ずれた男性のまま、前項までに展開した組織体系を山間で構成します。
最後の「くだ下」りは「天と地」に分かれる二体を「じか直」に認識して終了。

 さて、ここからは 新言語体系「四十五音」による想定とします。
冒頭の想定では単一融合「あ・か・さ」の右端「さ」行が末弟所帯でしたので
左右を「うら浦、裏」にして「さ」が最初の作用とする左に見ておくと同時に
重複融合による上下の縦五音「さ」から「そ」の各縄文血筋が反転します。

 この静音「そ」こそ海洋第一世代の縄文男性であり、「うら浦」の山間では
濁音である「ぞ」の二世代目で「それぞれ夫々」が「かた語」り継ぎます。

 中間血筋の次男「か」に対比する代表末弟「そ」は
地に定着する元「ら」とで 重複の所帯を「そら空」として認識します。

「海洋と山間」の各代表は夫々の二世代目で縄文系血筋を継承しますので
一世代ずれた両組織で、これを完了するには実質上の三世代を要します。
 しかも、「長男と次男」の組、次は「末弟と次男」の組で複合する
「たび度」にテリトリーを入れ替えて都が遷り替わる様式であり
「ひ日」と「か日」の間にある浦の山間「そ」は「ひそか」とも申します。

# リンク(参照)
【ひそ間か】/漢字辞典オンライン


 山間の「浦の代表男性」の 詳細は「外伝」をお読み下さい

※ その他の項目
・四十五音の中間「な」の「なぞ謎」
・「わ」「を」を追加した「五十音」とは
・一血族「か」に八つの「かしら頭」とは

 
「縄文のひかり」とは
 異なる二つの民族融合からは「三種類の融合形体」が生じ、各血筋ごとに異なる三所帯を築きます。父と母はもとより子供達を含めて家族が別々に暮らしますが、一世代ごとに左右の血筋が反転して各血筋は隔世代において元に戻り、その都度移動します。

 加えて、三段階に融合を重ね、上下の海洋と山間組織も互いに両系列が入れ替わると、夫々が一世代ごとに移動し合います。こうした各代表は、夫々の二世代目で縄文系血筋を継承するので、一世代ずれてこれを完了するには実質上の三世代を要します。

「しかし」複雑になるのは両組織の片方「みぎ」所帯だけが同母体による二世代が重複して一世代に縮みます。さらに二組で各斜めの「さかさ」になる組織体制となると、ここで示した図表や「ひとひ」の文面では意味をなしません。

 光の中には様々な色が見えない状態である透明のように
「縄文のひかり」は読むと言うよりも、何もない白いページに
貴方自身で、逆にも読める作用の両組織を構成しなければ理解できません。

「か」が「ひと」世代ごと「さかさ」に入れ替わると、明日の「」ともなれば
「ととり飛鳥」として下の「そら空」から「から空」へ飛び「か交」うのです。
「あなた貴方」が、まるで「あな穴」を通じて「た」が相手方に生ずる様に
貴方が描く「縄文の空」を「した下」に飛ばせて下さい。

# リンク(参照)
【からかふ】/小学館 Domani
「か交」/学研全訳古語辞典

はたして「か」は、中編で説明した「ま」と同様に
「訓読み」自体が学術的な説明以外に故とする原点があるはずだ、 とする
ここで展開する理屈に従うかは、貴方自身の感性によります。

ここは数学(集合)的な思考をするため、その再確認として
ホームページの趣旨 を再読して下さい。


「縄文のひかり」の結末は
異なる遺伝子の融合血筋は一世代ごとに反転する」という一行の
「みじか短」ひ最初の想定になるのですが、なにしろ、血筋が重複して
最初の融合から周り巡り一千年後に元に戻すという天地開闢になります。

 縄文一万年、この血筋を直接引き継ぐ女性は「かめ」の縄文系血筋であり
最初の融合から一千年後に認識している女性が「つる」の中間血筋とします。

「つる」の中間血筋は「見てはいけない対象」としての位置づけとなります。

「縄文のひかり」は「た足」しかに、中間「かが」や「かな」が理解できない。
言葉「あそ遊」びをしているとしか思えない。読むことすらできずに
振り出し に戻る事さえできないかも知れません。




既成歴史観から逸脱する数学的超難解な読み物「縄文のひかり」

「海洋民族幻想」 海之巻地之巻、 新言語体系による 天之巻

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平成十五年五月五日〜  ジヲ・モンジ 著